中学生の皆さんなら〇〇高校に行きたい・・そんな目標を掲げている生徒さんも多いでしょう。しかし、それは『目標』ではなく『目的』です。目的の『的』は【まと】と読みます。 つまり『〇〇高校合格』というのが今の君たちのとりあえずの最終地点の的になります。その『的』に向かって『英語の成績を上げたい』『9科目の合計を35にする』などの『標』【しるべ】があるわけです。 これが『目標』です。
ではどのような『目標』の立て方がいいのでしょうか? 目標の立て方にはコツがあります。まずは【必ず数字を入れる】ことです。よく皆さんに『目標は何?』と聞くと『英語を頑張る』『数学の成績を上げる』と言いますが目標に大切な事は具体性です。 具体性に一番必要なのは『数字』です。 『英語の成績を4にする』『9教科の合計を38にする』このように数字を入れた目標を立ててほしいと思います。
そして、残念ながら、多くの生徒さんがここで終わってしまいます。この目標は『到達目標』と言います。一番大切な事はこの目標に対して何をすべきかを考え実行する『行動目標』を立てなければなりません。英語の成績を4にするなら何をすべきの目標を立てて初めて目標と言えます。そしてこの行動目標にも『毎日英単語を10個覚える』『ワークを1日2ページ勉強する』などの数字を入れる事です。数字は時間でも構いませんが時間よりページ数などの方が達成感が感じられて持続することが出来ます。
『到達目標』の設定の仕方は、がんばって届きそうなところに設定します。明らかに高い目標設定は現実味を欠き、すぐに届いてしまいそうな目標設定ではやる気が起こりません。 そして、その目標に届いたときの自分を想像してみることも大切です。『〇〇高校に近づいてきた』『先生に褒められる』『ライバルに勝った』目標の先にあるものを意識する事でやる気にも繋がってきます。
目標や目的がある子供さんと目的や目標が無い生徒さんでは明らかに変わります。 皆さんと一緒に具体的な目標について考え考え指導し、皆さんの『目的』のために一緒に頑張っていきましょう!