【小学部】将来の大きな財産に
25×4を計算すると、その答えはちょうど100となります。このことを利用すると、次の計算は暗算でできます。
①25×28
28=4×7となるため、25×28=25×4×7=100×7=700
他の例も出してみると
②25×36=25×4×9=100×9=900
③25×12=25×4×3=100×3=300
このように、25と4の倍数の掛け算は容易に暗算可能となります。では、次のような問題はどうでしょうか。
④25×29
これは25×28よりも25が1つ多くなります。 上記の①から25×28=700のため、それに25を加えて25×29=725
他にも例を出してみると
⑤25×38
25×36よりも25が2つ(つまり50)多くなります。 上記の②から25×36=900のため、それに50を加えて25×38=950
⑥25×15
25×12よりも25が3つ(つまり75)多くなります。 上記の③から25×12=300のため、それに75を加えて25×15=375
25に掛ける相手が4の倍数でない場合も、4の倍数より1つ大きければ25、2つ大きければ50、3つ大きければ75を加えるだけなので、同様に簡単に答えを出すことができます。
北山田校の算数の授業では、このような暗算演習を授業の先頭に毎回必ず行います。小学生のうちに、この暗算力をしっかりと身につけて、将来の大きな財産にしてほしいと思っています。