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【中学部】あすなろが内申重視なわけ

神奈川の公立高校入試は内申重視と言われています。2024年より新入試制度となりましたが、この傾向は一切変わりません。下に具体的な例を出しながら、改めてそのことについてお話したいと思います。

まず、内申点の計算方法ですが、中2の3学期と中3の2学期の評価が使われます。各学年の評価は、5段階評価で9教科あるため、45点満点となりますが、中3の内申は2倍されるため90点満点となり、その合計の135点満点が内申点となります。

例えば、下のA君の場合は

A君_
2年
3年

 

 

また、下のB君の場合は

B君_
2年
3年


2年=32 3年=32より、内申点=32+32×2=96
となります。

次に入試ですが、各教科100点満点で5教科あるため、500点満点となります。ここで、内申と入試の比重ですが、これについては各高校が特色を踏まえて設定します。2024年度入試では横浜北地区の過半数の高校が5:5の設定となっているため、ここではその5:5の設定で、合否を決める得点がどうなるかを説明したいと思います。

さて、先ほど内申点は135点満点と申し上げましたが、5:5設定の高校の場合は、その内申点を500点満点に引き伸ばします。すなわち、「135点満点の内申点×500÷135」の計算式に入れて、500点満点に変換します。そして、変換したその点(500点満点)と入試の得点(500点満点)を合計した1000点満点の数値を上から順に並べて、高校側は合否を決定します。

たとえば、上記のA君の場合、内申点は120×500÷135≒444
また、上記のB君の場合、内申点は96×500÷135≒355

と変換されます。A君とB君の主要5科の内申は同じであっても、ほぼ90点近く差がついていることになるのです。そのため、B君がA君を逆転するためには、入試(500点満点)で90点以上多く点を取る必要があります。1教科あたりにして18点。もし、A君が入試で80点平均ならば、B君がそれを上回るためには98点平均取らないといけないことになります。現実的には不可能な数字です。

このようなことから、神奈川で受験をする場合には、内申点がいかに重要かがお分かりいただけたかと思います。いくら入試で点が取れても、副教科も含め内申が取れていなければ、神奈川の入試では通用しません。また、主要5科の内申も定期テストの結果だけで決まるわけではありません。日頃の小テストやレポート、提出物など、あらゆるものが評価の対象となります。あすなろが中学を限定にし、学校の授業進行に合わせて塾の授業を進めるやり方を取っているのは、こういう理由からきているのです。

あすなろでは随時無料体験を受け付けています。内申重視のあすなろで、まずは内申点を上げていきましょう。それがゴール(志望校合格)への近道です。なにかご不明な点などがございましたら、お気軽にお電話(045-592-1331)にてお問い合わせください。よろしくお願いいたします。
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