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心の中の線引き

 こんにちは、早渕校です。
 長かったテスト対策期間も先週の本番でようやく終わり、教室にも普段の空気が戻ってきました。
 中学生のみなさん、よく頑張って取り組んでいました。今週から帰ってくる結果が楽しみです。頑張った成果は、また来週以降この場でもお伝えしていきたいとおもいます。

 今日は、今回のテストで「前回同様」苦戦した、という人にこんなお話。

 自分が学生時代、それはまあ「姿勢が悪い」「授業態度がなっていない」「整理整頓が・・・」とかなり叱られてきましたが、当然子供心としては「うるせえなぁ、勉強とカンケーねぇだろ」と反発ばかりしておりました。先生になった今、それが全くカンケーなくないものだ、ということに気づいてしまい、自分を恥じる日々です。
 
 塾に来る生徒たち、基本的にはみんないい子ばかりなのですが、最近、登校したときに「こんにちは」、人に何かしてもらったときに「ありがとうございます」をきちんといえる生徒がめっきり減りました。その代わり、休み時間に握りしめたスマホを授業が始まってもなかなか手放せない生徒はずいぶん増えました。

 教室で、成績の良い生徒たちの共通点はなんだろうかとよく観察をしていると、成績上位の生徒はみなきちんと「挨拶」ができます。授業後に机の上の消しかすを集めて帰ったり、3分でも遅刻するときはきちんと連絡を入れてくれたりします。おそらくそういう生徒は、普段は普段、塾は勉強をする空間、というけじめの線引きがきちんとできているのでしょう。

 学校や塾に関わらず、今の子供たちはこういう時間や場所、人間関係などの中の線引きがとても苦手なのだと思います。少し前ですが、生徒から「先生にどうして敬語使わないといけないのか。タメ口で話せるフレンドリーな関係だからいいのに!」と抗議を受けたこともありました。(まあ、普段から自分がフレンドリーな口調で接してるからいけないのですが。)
 ただ、何かものを学ぶという機会は、遊びながら、音楽をイヤホンで聴きながら、スマホをいじりながら、並行してできるものではありません。さあ勉強するぞ、覚えるぞ、という場に臨む時に、好きなことを楽なスタイルでしていたい自分をいったん抑えられるか、そこが一つの分かれ目です。

 成績を上げたい時、まず自分の勉強空間への「臨み方」を見直してみましょう。たかが挨拶ひと声。でも教室に入って挨拶をきちんとすると、「よし、やるぞ」と気持ちが入れ替わるものです。そして、勉強とは「知識の整理」でもあります。身の回りにスマホなり、お菓子なり、何か集中を緩ませるものがあると、自分の気付かないところで集中が切れ、結果長い時間机に向かったのに覚えられない、・・・そうなっていませんか?

 誰でもできる簡単なこと、でもなかなか変える気にならないから変わっていないもの、テスト明けですがまた約1ヵ月後にはまた後期中間テスト対策が始まります。いい機会ですから、自分の姿を見直してみましょう。そんなことを変えてみると、意外なようですが実は成績は上がりますよ。1000人以上の生徒を教えてきた先生が断言しますから、これ、本当。

 

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